カテゴリー「旅行・地域」の記事

ブラジルでIACC(反腐敗・汚職の世界会議)

ブラジルの首都ブラジリアで、トランスペアレンシー・インターナショナルの年次総会とIACC(反腐敗・汚職の世界会議)があり、参加してきました。
IACCでは、1.最近の金融不安や賄賂の送金が活発なことを受け、金融機関の汚職への監視、2.汚職・腐敗があることが明らかでも何もしないでいる傾向の打破、3.公益通報者とジャーナリストとの連携などが話し合われました。
公益通報とメディアの分科会では私も自分の経験と日本のメディアの現状を話しました。わずか5分足らずの話ですが、原稿を書くのに一日かかり、分科会の担当者のアメリカ人に英語を直してもらい臨みました。英語のスピーチをするのは初めてで、手がぶるぶる震え、途中で原稿をもっていられなくなったほどですが、話終わると拍手が沸いて「勇敢でしたね」「感動しました」と声をかけられました。
アメリカでは、国防省の腐敗と無駄遣いを公表した職員が逮捕されて拘留される(裁判後に釈放)など、世界的には公益通報は命がけの状況だそうです。
また、去年全世界で100人以上のジャーナリストが殺されましたが、その8割は腐敗・汚職の調査報道の取材中だったそうです。

IACCには世界150か国から2000人が参加しました。ですが、日本からの参加者は二人だけ、報告者は私だけ。経済大国なのにアンバランスで、日本の現状を世界に発信していくことの大切さ感じました。

また、IACCは国連やOECDなどによるグローバルビジネスの腐敗防止やコーポレート・ガバナンスの基準作りにつながっているので、国際ルールづくりの場に参加するという意味でも大切です。

鹿児島に行ってきました。

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 鹿児島に行ってきました。4月に出る雑誌に記事を書きます。

 鹿児島は篤姫のふるさと、そして、明治維新に日本の礎を築いた英雄たちのふるさとです。春分の日に史跡を見てまわりました。

島津家の庭園、西郷隆盛が最期を迎えた洞窟、桜島を見たあと、維新ふるさと館に行きました。

薩摩藩は国内2位の石高を誇る豊かさで、城にお金をかけるより、人材育成に力をいれていたそうです。当時の下級武士の日課表がありましたが、

・出勤

・夕方、近所の子供に学問と武道を教える

・夜、大人同士で武道の鍛錬や学問

と、とてもまじめなものでした。その気骨と知性が明治維新で一気に花開き、他のアジア諸国が欧米の植民地になる中、独立を守り近代化を導きました。

今は、それでうまくいっていた官僚制やらいろいろな仕組みがそろそろたるみ、人口減少という新たな時代局面も迎え、組み直しが必要なときだと思います。私もできることをしていこうと思いを新たにしました。

なお、鹿児島は温泉がたくさんあり、黒豚に薩摩あげなど、食べ物もおいしかったです。

これは1泊目に泊まったホテル。民営化した元公共の宿です。

海を臨む展望温泉露天風呂があります(下の写真1枚目)。

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2泊目は、現役の公共の宿に泊まりました。

お風呂はまた、展望温泉露天風呂です。ここから見えるのは鹿児島県庁です(右の写真、お風呂で撮ったもの)。なぜなら、このホテルは県庁に連絡や研修などでやってくる市町村職員のために建てたホテルだからです(一般の人も泊まれます)。鹿児島県庁は、日本で3番目にお金のかかった県庁だそうです。薩摩藩時代とは大違いです。

観光バスで、こんな話を聞きました。その昔、島津藩の家老平田靫負(ゆきえ)は、治水工事の費用が見込みよりかさみ、責任をとって切腹したそうです。これも「公共工事は小さく生んで大きく育てる」という今のお役人とは大違い。

仕事柄つい辛口なことを考えてしまいましたが、最後は長島美術館を見て、美しい白磁の焼き物に目を見張りました。やはり薩摩藩の豊かさが偲ばれる豪華けんらんさでした。

朝日放送・ムーブ

1月20日火曜日午後5時からの大阪・朝日放送のムーブ・ニュースシアターにアイスランドレポートを寄稿しました。文藝春秋の超ダイジェスト版になりますが、まだ未公開だった写真も公開します。

年始スペシャル アイスランド取材こぼれ話

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あけましておめでとうございます。

年始スペシャルとして、月刊文藝春秋新年特別号の取材で行ったアイスランドの写真を載せます。これは泊まったホテル。

019 アイスランドは経済危機の影響を世界で最も受けた国です。株価は100分の1に、為替は2分の1になり、総理大臣が『国が破綻するおそれがある」とテレビ会見して銀行を国有化。国中の建設工事がストップしました。

写真は工事の止まったマンション建設現場です。日本でいえばお台場のような湾岸のおしゃれなエリア。

068 人々は集まって政治や社会について議論しています。どこで? 公共プールのジャグジーでです。アイスランドは火山と氷河の国、地熱発電の温水プールがいたるところにあり、早朝から夜まで開いています。若い人は通勤・通学前やアフターファイブに一泳ぎします。老人はジャグジーに陣取って居酒屋談義ならぬジャグジー談義に花を咲かせます。

114 若者はカフェでおしゃべりに興じています。ディープキスをしている彼らは専門学校の同級生同士。宿題をしに来たそうです。見ていると、カップルでなくてもあいさつは抱きついてキスです。のん気に見えますが、この少女は、「人々は経済危機の影響を受けまい、気にしまいと元気なフリをしているけど、実際は影響はある。それが問題なのよ」と言っていました。

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街を歩くとこんな一団が歌いながら歩いていました。高校の卒業式の仮装で羊の着ぐるみを着ています。学校ごとに羊、牛などユニフォームが決まっているそうです。就職は経済危機でも「コネがあればできる」そうです。

034 アイスランドの書店。人々は長い冬を読書をして過ごします。本は一冊2000円ぐらい。つまり経済危機の前は4000円ぐらいでした。北欧は物価が高いです。でも、書店には人がたくさんいました。

089 書店に村上春樹コーナーがありました。村上春樹の英訳本はアイスランドでも大人気です。アイスランド人はアイスランド語と英語のバイリンガルなので、本屋の半分は英語の本や雑誌です。

029 日本の寿司も人気です。回転寿司は「スシ・トレイン」です。

109 アイスランドは極北の島国で漁業国です。これは名物のロブスターのソテー。町一番の高級店で3000円ぐらい、前菜、パン、コーヒー、チョコレートつき。

112 そのレストランでシャンパンの祝杯をあげて景気がよさそうに騒ぐグループがいました。けげんに思って話を聞くと、オランダから来た人材派遣業者でした。オランダで働く建設労働者を募集にきたら、二日で2500人の枠が埋まったとホクホク顔です。私は日本の外国人移民1000万人受入計画には反対ですが、人材のグローバル化は世界潮流と実感しました。

098 1日だけ外国人向けのツアーに入って観光に行きました。都心では雪も積もりませんが、バスに一時間も乗ると、荒涼とした氷原が広がります。冬は日照が短いので、暗い氷原に煌々と明りのついたビニールハウスが点在していました。写真は氷河の上を歩いているところです。晴れた夜に運がよいとオーロラが見られますが私はかないませんでした。またいつか行けたらと思います。

国家破綻の危機にあっても、人々は以外に明るく楽しそうに暮らしていました。私がファンである某マスコミの方が文藝春秋の記事を読んで送ってくださった感想を引用します。

「豊かさとは何か、という国民の感覚がやはり違うのかな、と想像しました。日本人はどんなにGDPが高くても、日々の暮らしへの潤いにお金を使うことができないように思いますから」

日本人が貯めたお金が、世界に投資されてバブルを起こした一因にもなりました。慎ましく貯蓄率が高いことは美徳ですが、「日本の老人は死ぬ際に20年分ぐらいの生活費を残して亡くなる、アメリカは5年分ぐらい」と暮れのNHKの討論番組で報じていました。私も今年は潤いに時間やちょっとしたお金をかけてワークライフバランスをとっていきたいと思います。

本年もよろしくお願いいたします。今年は政変を期待できる年なので、天下り禁止の実現による、役人のためでない私たちのための行政づくりに書き手の立場で参加していきたいと思います。

毎日新聞夕刊

明日の毎日新聞夕刊に、霞ヶ関役人の居酒屋タクシーについてインタビューが出ます。写真つきでかなり長めの記事です。

goo のトップニュースになったのでリンク追加します(17日)。

http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20080616dde012040005000c.html

イランでの大学生誘拐

今週号のアエラで、イラン事情についてコメントをしました。

『サラダボウル化した日本―外国人”依存”社会の現場を歩く』(光文社ペーパーバックス)を書くため、夏にイランへ行きましたが、本の中でイラン自体への記述はあまりありません。イラン航空で乗り合わせた中国人不法労働者と、イラン航空への文句を書きました。

イランはイラクと隣同士で混同されがちですが、まったく違います。日本と中国ぐらいに違います。イランはとても親日的で親切で、国境の危険地域に近寄らない限り安全です。ただ、厳格なイスラム教国なので、女性は肌や髪はもちろん、体の線を衣服で隠すなどの決まりを守らなければなりません。外人観光客の受入れに消極的で外人は少ないです。言い換えれば、異国情緒があふれる国です。どこかイラン旅行記を載せてくれるメディアがあれば喜んで寄稿します。

誘拐された大学生は丁重に扱われていると推測しますし、無事の帰還を願います。

沖縄の休日

金曜日に急に思いたって、昨日、一昨日と沖縄に行きました。1人で・・・・・・。

行き先は、沖縄の離島のひとつ、宮古島。青い空と白い砂浜とエメラルドグリーンの海に癒されてくるはずが・・・台風が近づいて天気は曇りがち・・・「絶景も中ぐらいなりおらが休日」となりましたが、島の人々や宿で知り合った人に親切にしてもらい、心の充電ができました。まきさん、あゆみさん、どうもありがとうございました。

宮古島からさらに離島の池間島というところに渡り、ラサ・コスミカ・ツーリストホームという宿に泊まりました。有名な、すてきな民宿です。私らしい感想をつけ加えると、宮古島から池間島へは池間大橋という全長1.5キロの橋がかかっています。夕食をとった店のご主人によれば、「橋の総工費は99億円。でも、池間島の人口は700人足らず」とか。ずいぶんぜいたくな橋です。住民が強く要望したのですか?と尋ねると、「いや、別に・・・国の方針ということで勝手に工事が進んでいった。今は別の橋が建設中だよ。それなんか300億円」だそうです。橋は便利だけど、海の美しさや漁業資源には悪影響があります。かつて、道路公団の取材で知ったのですが、橋梁工事は談合の巣くつだったことを思い出しました。あと、沖縄には米軍基地の問題もあっていろいろ予算がつけてもらえるそうです。

でも、とにかく、島の人のこういったおしゃべりも含め南国のホスピタリティに癒されました。

夏の旅行

先週、8年ぶりに海外旅行に行ってきました。

北京経由テヘランまで。イランでは古代ペルシャの遺跡やイスラムのモスクを見てきました。イランでは、イスラム革命以来10年ほど前まで鎖国のような状態にあったそうで、外人が珍しいそうです。その一方TVドラマのおしんが大ヒットしたそうで、道を歩いていると、よく「おしん」と声をかけられました。今は韓国ドラマの「チャングムの誓い」が放映中で、視聴率80パーセントだそうです。食べものはおいしいし、人は親切だし、旅行代は比較的安いし、異国情緒たっぷりでお薦めです。でも、アルコールやポルノはなし、持込も禁止。多くの女性が髪と体を隠す黒いマントを来て歩いている、イスラムの戒律に忠実な国でした。それでも体制に文句を言う自由はあるようで、「政府がもっとアメリカと仲良くしてくれれば・・・日本はその点うまくやってる」「イスラムの戒律にはうんざり・・・・・・・」という愚痴をたくさん聞きました。イランはアメリカから「悪の枢軸」テロ支援国と名指され経済制裁を受けています。でも、庶民の暮らしはテロとは縁遠いものでした。

ところで、旅の本題は取材でした。9月末に、イランや中国での取材を織り込んだ本を出す予定です。

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