トランスペアレンシ―・インターナショナルの年次総会でドイツに行きました
2013年11月8日から10日まで、ドイツのベルリンでトランスペアレンシー・ジャパン(TI)の年次総会が開かれ、世界110か国の支部から代表が集まりました。私は日本法人トランスペアレンシー・ジャパンの理事・事務局長として出席しました。
総会に先立ちトランスペアレンシー・インターナショナル20周年記念会議が開かれ、ハグリット・ラベル会長のあいさつの後、コフィ・アナン前国連事務総長がビデオで祝辞を寄せ、世界銀行の企業倫理部長などが出席して公開討論を行いましたまた、TI倫理大賞には、中国での報道規制に負けずブログで情報を発信し続けたジャーナリストなどに贈られました。
http://www.transparency.org/getinvolved/awardwinner/luo_changping
また、企業倫理や贈賄法制に関する分科会が行われました。以下が私が4日間の間に参加した分科会一覧です。朝の7時半から夜の10時までびっしりのプログラムで大変でした。今後のTIJの活動を通して、また報道を通して皆様にお伝えしていきます。
G20 Advocacy, Public
Sector Integrity, Digital Security, Corruption in Sports, Business Integrity,
Gender policy, Parliaments and the fight against Corruption , Financial
Integrity, Exporting Corruption Report, No impurity, CPI, Business Principles
for countering bribery, Corporate Supporters, Transparency in Corporate
Reporting, Open Governance, Making strong governance
総会では、活動報告の後に、公益通報の保護強化などの新方針が決議されました。TIはOECDとG20への公式招待NGOであるため、国際政治への働きかけもしていきます。最後に理事2名の改選があり、スリランカの代表が再選、インドネシアの代表が初当選、フランスの代表が落選しました。
総会のもう一つの目的は、本部との連携と各国支部とのきずなの強化です。
・私は本部の公益通報保護部門と協議、日本の公益通報支援への約束をとりつけました。
・また、TIJに外国のワイロ法制について企業からの問い合わせが増えたため、とりわけ日本との貿易の多い、中国、台湾、韓国、タイ、インドネシア、ドイツなどの支部に協力を要請しました。
反腐敗の普及・啓発のため、国際ネットワークを生かした連帯と専門情報の提供がTIの柱であると確認した総会でした
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