「石巻の避難所で救援活動にあたっている医師からの警告」を読んで
ツイッター経由で石巻の避難所で救援活動をしている医師の手記を読みました。
http://bit.ly/hZCb1w(ジャーナリスト木下黄太のブログ「福島第一原発を考えます」)
津波や震災、原発の恐怖が未だ続く現場から悲痛な叫びが綴られています。
「電気がない」「水がない」「ガスがない」「人が死んでいく」。
この非常事態のなかで孤立無援の奮闘を迫られています。
さらに現地では移動のための足がなく、医師が1時間、2時間と歩きながら
現場に向かうことさえあると言います。
何か、東京からでも出来る支援はないかと考え、動いてみました。
そうだ、安い中古車を買って送ろう!
ネットで調べると、首都圏では安いもので8万円程度から、中古車を手に入れることが出来ます。
ところで、今朝の読売新聞に日本財団の笹川陽平会長の寄稿がありました。
日本財団はNPOやボランティア団体の被災地支援に関わる活動に
上限100万円の助成金を出しているそう。
こうした助成を受ければ、まとまった台数を提供できる可能性があります。
そこで、午前中、いくつかの避難所や自治体に連絡を取り
実際のニーズを聞いてみました。
喫緊の避難所のニーズについては、ふんばろう東日本支援プロジェクトが
細かく把握していますが、岩手の大槌にある避難所では、
やはり「車が手に入るとたいへん助かる」というお話でした。
しかし、多くの避難所、自治体にはなかなか電話が繋がりません。
震災から1ヵ月たっても、未だ不安定なインフラの上で生活しているようです。
ですが、すでに
中古車販売のガリバーも被災地への車の提供をはじめていました。
現在はNPOや市民団体を対象に100台の提供ですが
今後また1000台まで対応車両を増やし
個人へ向けても安価、即時での提供を検討しているようです。
思い切って、小野沢先生の病院に連絡をし、ご本人につないでもらうことができました。
「いまはこっちから持ち込んだ車を向こうで使いまわしている。それも別な医師が、自腹で調達した車です。
車が借りられるなら、大きな助けになる」とのこと。
現地で移動の足を求めている人たちには、ぜひ伝えたく、ブログに書くことにしました。
「タッグプロジェクト」を知り
こちらから直接、車を送ることはいったん見送りましたが
引き続き、支援情報を集めます。
必要なときには、現地の人たちに代わって
支援のための窓口になることも考えています。