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練馬区HPトップに拙著が紹介されました

亀屋一年堂様からのトラックバックで知りましたが、『公務員の異常な世界』で触れたみどりのおばさんの厚遇について、練馬区が区のHPのトップに抗議文を掲載しています
この抗議に対する私の見解を表明いたします。
・「現在のみどりのおばさんの職務内容は一日実働2時間半ではない」について
   本件は、地方議会の議員らが指摘した事実を検証して書いたものです。
   練馬区には教育委員会庶務課職員係に取材しました。
   取材のやり取りは本に書いたとおりですが、詳細は・・・・・・
   若林「みどりのおばさんの仕事内容を教えてください」
   区「朝一時間と下校時、学校の指定場所で子どもたちを誘導します」
   若林「それ以外の時間は何をしているのですか」
   区「生活の時間で学童が地域をめぐるときに引率の手伝いをしたり、
    学校の草取りや落ち葉清掃の手伝いをします」
   若林「夏休みや冬休み、春休みの間はお休みですか」
    「夏休みのうち20日ほどはプール指導で同じ指定箇所に立って誘導します」
   地域巡りや草取り、落ち葉清掃は毎日あるわけではないし、
   プール指導日以外の長期休みに誘導業務はありません。
   それで、一日平均実働2時間半という指摘は実態どおりと判断し紹介しました。
・「練馬区では行革を進め、みどりのおばさんは4月1日現在4名しかいない」について
   文科省の学校統計基本調査によれば、昨年の取材時、東京都には公務員(正職員)として173名のみどりのおばさんがいました。
   一番多いのは世田谷区の41名、次が大田区の31名です。練馬区は8名でした。
   世田谷区は05年に用務員と統合して学校主事という呼び名にし、平均年収693万円、最高789万円。
   大田区は平均710万円とのことです。
   いずれも高給ですが、練馬区の年収が一番高いので象徴的にて取り上げました。
   「あたかも全体的にこのよううな給与をとっているかのような書き方は誤解」というのは遺憾です。
   閣僚と財務省、総務省は、「地方公務員の技能・労務職の給与は民間の類似職種と比べて著しく高い」と指摘しています。
   
  

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コメント

練馬区のHPには、
> 幻冬舎と著者に対して、読者に著しく誤解を与えるような
> 意図的な表現について遺憾の意を表明し、強く抗議をい
> たしました。
と書いてあったので、既に若林さんの手元に抗議文書が届くくらいのタイミングでHPに掲載したのかと思いましたが、そうではなかったんですね。
 もちろんこれから本当に届くのかもしれませんが、今の時点でのHPへの掲載は、区民からの問い合わせをとりあえずかわすための偽装工作のような印象を感じます。

抗議文書は届いていましたが、取材と記事には自信があるので何もしませんでした。公共性・公益性がある真実の報道なので訴訟にはなりえません。

公共性、公益性がある真実の報道であったとしても訴訟の対象になり得ません。名誉毀損の対象になり得ないものに批判するときは正々堂々と自分に対する批判を受け入れてください。
われわれ民間企業に対して同じことを言えば名誉毀損になっているでしょう。
若林さんは、公務員の悪口を言って金儲けしている人ではないと思うので、ジャーナリズムとして健全な議論をこれからしてきましょう。
若林さんの主張には批判するところが多々ありますので、よろしくお願いいたします。

はじめまして。
わたくしは現在、地方公務員として勤務しております。
まだ6年目ですが、住民のため、納税者のために一生懸命にご奉公させていただきましたが、バカバカしい地方行政の実態に失望し、サヨナラを告げようと思っております。
若林さまのようなご活動の方がよっぽど住民、納税者のためになるかな、と思います。
若林さま、くれぐれも健康にはくれぐれもお気を付けください。
そしてともに頑張っていきましょう!!

行政の無駄、天下りは本当に憤りを感じます。若林氏の本を読んで更に怒りが増します。
しかし、公共事業、箱物事業の縮小、削減で泣くのはいつも民間です。
天下り、中抜きを減らしても民間までお金が落ちてこないと死活問題です。
民間がこれから生き残るための改革的発想、構想などもよかったら御伝授願います。

周知のことですが、緑のおばさんは、戦争未亡人の母子生活救済のために国がデッチあげた職業ですから・・・
化石に近い既得権益であることはそうでしょうが、「公務員の報酬がウンヌン」という批判に使用するにはいささかそぐわない例かと思います。
特定郵便局が家業であることも、その起源からすれば当然ですし、なにごとにも本来は理由があったのです。

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