« 2007年10月 | トップページ | 2007年12月 »

労働政策研究・研修機構廃止へ

11月27日の有識者会議提言案にいったん盛り込まれた廃止・民営化の11法人リストについにJILPTが載りました提言はその後回収されて法人名が消されるなど迷走します(日経07.11.28朝刊)。

私は妥当だと思います。皆様のコメント、トラックバックを読みながら改めて考えました。労働問題は大切な問題。ただ、それが独法である必要はない。私がいたときから、研究結果に厚労省からの圧力がありましたが、今はますます強くなっているそうで、それならすなおに厚労省直轄の研究所にするのがよいと思います。廃止といっても、研究員やスタッフがクビになることはないでしょう。かつて社会保障研究所が廃止になったとき、結局、厚労省直轄の国立研究所となりました。独法から国直轄になると、理事などの天下りポストは置けなくなります。お金の使い方は地味になるでしょう。採用方法も厳密になります。この線が現実的でしょう。

機構の民営化も選択肢のひとつです。三菱総研や連合総研、大学の研究室と競いながら研究を請け負う。あるいは、外国の研究所のように寄付金を募る。00年の労使関係研究会議で機構は確か寄付金1億円を集めたはずなので、できます。でも、そんなまっとうな努力はしたくないので、この線はないでしょう。

でも、天下りポストと余分な予算枠の欲しい厚労省は独法のまま残すべく、今必死でまき返しを図っているところでしょう。

そもそも、内部告発書が出版されて批判を浴び、労働問題の研究所ながら労働問題の裁判で被告になって負け(いずれも私が起こしたことですが)、それで何もお咎めなし、誰も責任とらないというのは異常です。ただ、だからこそ、私の告発がいつまでも新鮮であり続けるという皮肉なメリットも私にはありました。

さて、結果やいかに?

小学館 SAPIO

今日発売の小学館SAPIO(サピオ)で、「税金泥棒!『役人天国ニッポン』」の特集をしています。

冒頭は『独身手当』についてです。11月7日に編集者とライターに会ってインタビューを受けました。編集部の方がとてもさわやかでした。あと、「向島ノーパン宴会」などの官僚接待の実録レポートがあり圧巻です。また、大前健一さんが、日本が予算統制を失い、ばらまき国家になった歴史の転換点を明かしています。とてもおもしろかったです。

朝ズバ

明日の朝ズバでコメントをします。公務員問題についてですが、スタッフがいろいろな地方で取材したそうです。7時半から8時半までの「8時またぎ」のコーナーのたぶん後半だそうです。今家でインタビュー収録が終わりました。

週刊新潮

11月は児童虐待防止推進月間です。明後日発売の週刊新潮で児童虐待をめぐる児童相談所の問題について書きました。

森永さん、木村さん

引用君さま

森永さんは座談会に読んで原稿料払ってます。微々たる額で、だからどうだということはないと思いますがやはり労働経済学がご専門なので厚労省とは仲良くしておきたいと思うのは自然なのではないでしょうか。私は大ファンです。

三菱総研は機構の外注丸投げ先です。木村文勝さんとは経理にいたとき、確か、直接電話で話しました。700万円ぐらいの委託調査費の積算についてです。

こうして考えると、名前を出して機構擁護してくれてる方にはほとんどすべからく機構からお金がまわっていますね・・・・・・。でも、今は原稿書きに忙しいので、以後はブログでなく原稿に反映させます。情報提供はお待ちしております。

著書まとめ

昨日テレビで天下りについて話したので著書のまとめです。

私がいたのは天下り団体は日本労働研究機構。現・独立行政法人労働政策研究・研修機構です。10年勤めた経験を内部告発にした本が『ホージンノススメー特殊法人職員の優雅で怠惰な生活日誌』(朝日新聞社)です。理事の愛人手当まで公費支出していたこと、私自身ニセ研究員に仕立てあげられて国の補助金詐欺の片棒をかつがされたことなども書いてあります。

内部告発をして辞めたために「機構の秩序を乱した」として退職金を減らされました。しかし、裁判をおこして全額払ってもらいました。違法行為であることは間違いないので、私は弁護士をつけない本人訴訟しました。相手方は弁護士を3人つけてきましたが勝ちました。裁判の模様は判例雑誌に「労働政策研究・研修機構事件」として載っています(「労働判例」No.893 2005.8.1・15号)。

機構だけでなくどのお役所も似たようなことがあるのでは?と内部にいた経験を生かしてお役所問題を取材したのが『独身手当―給与明細でわかるトンデモ公務員の実態』(東洋経済新聞社)です。国家公務員と地方公務員をカバーしています。

たまにはお役所問題以外をやろうと思って、これから増える外国人労働者について取材したのが『サラダボウル化した日本―外国人依存社会の現場を歩く』(光文社ペーパーバックス)です。そうしたら、なんと、これから増える外国人を搾取のカモにしている厚労省の天下り団体に行き着いてしまいました。

労働政策研究・研修機構:労働学者ら、存続を要望

労働政策研究・研修機構:労働学者ら、存続を要望

この法人は私が内部告発をした職場です。きりんさん、ありがとうございます。

うーん、玄田さんは廃止に反対するはずですよ。だって、彼は特別研究員として、大学の給料とは別に毎月15万円を機構からもらっていたのですから。仕事は、月に1回の広報誌の編集会議に出席することでした。高いお小遣いですね。私も特別研究員になりたいです。

加藤丈夫氏は日本経団連の労使関係委員会の委員長ですね。連合と経団連には、機構から毎年3億円ずつ、計6億円が流れています。機構と合弁の財団をつくり、それぞれの天下り役員を養っています。あと、富士電機の子会社の富士通には随意契約で毎年10億円近くを払っていました。

ロナルド・ローアさんにとって機構は、日本に呼んでくれるスポンサーです。機構が呼ばなくても他が呼ぶだろうほどの偉い方であることは申し添えておきます。

以上、私が機構にいて経理を勤めていた当時の話です。今は玄田さんは特別研究員ではなくなり、連合と日経連には機構を通さず厚労省から直接お金が流れるようになっています。

労働政策研究・研修機構の活動がすべてムダとは思わないし、学者たちがお金のためだけに存続のための署名をしてくれたとは思いません。でも、機構の活動はムダが多く効率が悪いのです。研究は大学や外部のシンクタンクに任せ、どうしても必要な部分(額にして今の予算額の10分の1でよい)は厚労省の研究所となって国直轄でやればいいのです。わざわざ独法にして海外旅行や囲碁に明け暮れる天下りを税金で養う必要はありません。署名者たちは、そのことにも気づいているはずで進言すべきでした。

「太田総理・・・秘書田中」

昨日はお昼に出版社で打ち合わせ、帰ってからお昼寝をして、夜久々にテレビ局へ。『太田光の私が総理大臣になったら・・・秘書田中」の収録です。

某省の上まで行ったOBの方が出てきて、内部告発を展開。ゲスト一同唖然として聞いていました。これまでにあった告発とはまた違う視点です。必見です。今週の金曜日夜8時から放映です。夜中に終わってさきほど帰ってきました。

週刊新潮

今日発売の週刊新潮で「財務省レイプ官僚南の島の官費遊覧飛行をしていた」という記事に情報提供をしました。

『独身手当―給与明細でわかるトンデモ「公務員」の実態』の取材で、しきりに消費税増税を唱える財務省のお役人の生活ぶりを追いました。朝から財務省に張り込み、民間ではあり得ない職員の習慣を見つけ、第二章で「エリート財務官僚の一日」をルポしています。とんでも写真つきです。

このたびの財務省レイプ事件にあたり、当時の資料を読み返してみると、ちょうど容疑者の年度末「慰労」出張の記録が出てきました。せっかくなので週刊誌に情報提供をすることにしました。ただ、財務省は取材や情報公開請求については、誠実、迅速、的確に応じてくれたことを書き添えます。

財務省職員の勤務ぶりに興味をもった方は、『独身手当』(東洋経済新報社、1500円)をご覧ください。なお、独身手当とは、一部の役所で、未婚のまま40歳になると互助会を通じてもらえる手当のことです。

http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4492222790.html

サイゾー

現在発売中の月刊誌、サイゾーの特集「スキャンダルの経済学」はおもしろいです。私もお役人の給料についてコメントしています。

『サラダボウル~』の食卓

外国人労働者が増えるなら、彼らをターゲットにした商売には将来性があると考えるのが人の常・・・・・・。私も取材をしながら、いろいろ思いつきました(思いついただけでやりません)。野口悠紀雄さんが以前週刊新潮の連載で書いていました、アメリカのゴールドラッシュで一番儲けたのは、砂金掘りにおしかけた人々でなく、彼らの送金のために東西横断の駅馬車の為替網をつくり、さらにそれを発展させて鉄道をひいた資本家たちで、いずれも大財閥になり、その社会貢献の一環で西のハーバード、スタンフォード大学をつくったというようなことでした。

日本では、日系ブラジル人をターゲットにしたスーパーに、アイ・ビー・フォックスというチェーンがあります。静岡や愛知県の日系人集住地区に展開しています。オーナーは日系ブラジル人の出稼ぎ労働者で、わずか5万円をもとでに食品の輸入販売をはじめ、いまや年商100億円(最初10億と書きましたが訂正)だそうです。保見団地の取材の際立ち寄りましたが、安くておいしそうな牛肉、ブラジル産コーヒーなどが並んでいて、外国のスーパーに来たようでした。いろいろ買って帰りましたが、ブラジル産牛肉も、牧草が香り立つような感じで美味でした。

一缶98円で売っていたトマトピューレ(トマトを煮た缶詰)も買いました。今日は、寒くなってきたのでそれでシチューをつくりました。近所のスーパーでじゃがいもとにんじんと玉ねぎとカレー用の肉を買い、なべで最初に肉をいため(いためる前に塩・こしょうする)、水を入れ、煮立つ間にじゃがいもとにんじんと玉ねぎを適当に切って入れ、トマトピューレを一缶の半分くらい入れて1時間ほど弱火で煮込みました。それだけで、けっこうおいしいシチューができました。あまりに簡単でおいしいのでうれしくなってご紹介します。ピューレがなければトマトジュースで代用できそうです。

« 2007年10月 | トップページ | 2007年12月 »

ツイッター

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ

twitter

Facebook Mixi Other Other Twitter