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天下り法人の実態 読者から

先週、次のようなメールをもらいました。県の外郭団体のあきれた実態です。ご本人の許可を得て転載しました。

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私は以前、とある県の外郭団体ホージンに勤務していました。
国際交流事業もあり、海外出張などある職員として結構高い倍率をクリアして入れて、最初は有頂天でした。20代半ばでしたし。半年の県庁勤務を経て、新しく設立されたホージンの施設で働くことになりました。
上司がすべて出向行政マンで、その下で働くプロパー職員だったため、正に「ホージンノススメ」で書かれているのと同じ世界を目の当たりにしました。本当に手に取るように分かります。私がそこで感じたのは、ホージンノススメのP228、229で書かれたことに見事に集約されています。
私も若林さんと同じように心身を悪くし、心療内科などに通ったり、「心の相談室」なるものに通ったあげく1ヶ月の休みを取ったりしましたが、やはり続かず、4年もしないうちに辞めてしまいました。同期の男性もその後辞め、現在までに設立当初のホージン職員は結局全員辞めてしまいました。保身と責任逃れしか考えず、2,3年の出向期間の間ただただ頭を低くして問題が通り過ぎていくのを待つだけの人たちの下で働くというのは、もう人間でいられなくなってしまうのです。「魂が削られる」ような思いをしていました。
退職の際、例えば社会保険労務士さんからさえも「マスコミあたりに告発したら?例えば朝日新聞とか」などと言われていましたが、ひとつひとつの断片的なエピソードを漏らしたところで何の影響力もなく、安っぽい気晴らしにさせたくなかったため、退職後、大学院に進学し、修士論文というかたちでその組織を改めて調べ上げ、ある問題点を浮き立たせました。ちなみに、取材の際、学生の身分だったので、論文でも遠慮なく個人名を出せたし、当人たちも油断して結構ペラペラしゃべるので、やりやすかったです。具体的にどんなことがあったかは、もうありすぎて書けないのですが、お察しいただけると思います。同じように渾身の力を込めて書こうとした者がいるということ、どんな代償と引き換えてでも書かなければ心が死んでしまうと思う者がいたということを、知っていただけたら幸いです。

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