本名でごあいさつ
来週の月曜日発売のアエラで、道路公団の出世術について書いています。
来週から、ペンネームを本名の「若林亜紀」に戻し、今まで以上に真正面から、お役所のムダと不正に切り込んでいくつもりです。
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来週の月曜日発売のアエラで、道路公団の出世術について書いています。
来週から、ペンネームを本名の「若林亜紀」に戻し、今まで以上に真正面から、お役所のムダと不正に切り込んでいくつもりです。
昨日、テレビ朝日の夕方のニュースで、雇用保険料のムダ遣いについて特集し、私も出ていたのですが、忘れていました。
内容は、雇用保険料をつかって失業者を減らす事業をしている「雇用能力開発機構」のムダ遣いです。職員4000名に対し、保有社宅が1600戸、借り上げ社宅がさらに数百。空きが多い。それから、職業能力を教える学校の校舎を、まだ使えるのにつぶし、新しく建て直しては予算を消化しているという話です。
雇用能力開発機構に関しては、他局でもう一本収録済みです。横浜・みなとみらいの本部を取材に訪れたときは、かつての同僚や上司も出てきてくれました。機構と、私のいた法人と、厚生労働省は人事交流が盛んで、まるで同じ会社のようなものなのです。「機構にはいいところもあるけれど、悪いところはきちんと明るみにしてただしていきたい」と言うと、「あなたの言いたいことはわかりますよ」と応援の言葉もいただきました。職員はいい人たちなのですが、天下り官僚や業者(と背後の政治家)のために、お金を湯水のように遣わなければいけないしくみなのです。
一昨日、セクハラ判決が出、逆転敗訴でした。
特殊法人勤務時に、異動希望先の上司から「人事の話をするから」と2人きりで酒席に誘われ、「不倫しよう」と言われ、断ったのにその後もくり返し誘われた事件です。1審は私の全面勝訴でした。被告は、法人の顧問弁護士3名を投じて控訴してきました。内一人は厚労省のOB弁護士です。
被告が私の著書の『ホージンノススメ』を証拠提出し、「この本に自分は登場していないのでセクハラはなかったはずだ」、「猥談はしたが武勇伝のつもりだった」と主張し、裁判官がそれを聞き入れたのにはびっくりです。私が朝、被告にあいさつをしていたため、「セクハラ被害者の行動とは思えず、セクハラがあったとは認められないとのことでした。
相手が上司なら、あいさつもしないとか、罵倒はできません。それを逆手にとるから職場のセクハラは悪質なのに・・・・・・。
でも、相手は弁護士3名。私はもともと謝罪と少額の慰謝料を求めただけの本人訴訟。証拠もありましたが、負けてしまいました。この裁判の経費も雇用保険料から出している可能性があります(裁判で被告側に確認したところ回答拒否)。上告したいところですが、執筆に力を入れたいとも思います。判決文をそのうちに載せます。
ところで、今週は、アエラで道路公団の副総裁のお子ちゃまぶりについて書きました。猪瀬直樹さんに「うそつき」と言われ、傷ついたといって公務を休んでいるのです。公団には、非難のメールが1日100件きたそうですが、副総裁は態度を改めません。民間の非常識・無責任が霞ヶ関の常識です。
今発売中のアエラで、経済産業省の組織的な裏金づくりと、職員がそれを個人的に着服し、経産省が支援を決めた企業の株を買ってもうけた記事が載っています。私も取材をしましたが、原稿は経産省を取材した別の人が書くことになりがっかり。でも、原稿を見て納得。よくぞここまでと踏み込んだよい記事でお勧めです。
今週の金曜日は、元の職場の上司(個人)を訴えたセクハラの判決が出ます。1審で全面勝訴したのですが、被告が控訴したのです。 余談ですが、セクハラ判決は、私が被害者で、1審は全面勝訴。でも、裁判用語では、控訴した犯人が「原告等」、私が「被告等」と分類され、出身地の裁判所の廊下に張り出されます。知らない人が見て、誤解されたらいやです。
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